オペラ・オペレッタ訳詞家の書斎

「オペラを日本語でわかりたい」三浦真弓の公開データベース

ヴァーグナー《パルジファル》

Richard Wagner: Parsifal(3幕のオペラ;ドイツ語)

参考

制作は静寂の中行うが、息抜きにワーグナーのオペラ「パルジファル」を聴く。「パルジファル」は西洋的理性が東洋思想と出合ってスパークし、“叡智”に至ることで“救済”があるとするワーグナーの深い哲学の結晶だ。崖の作品が不思議とこの音楽に合うような気がしてならなかった。険しい崖の表情をつくり出し、そしてこんな所にも生命は存在する、と感じさせる樹木をそこに描き入れる。私が「パルジファル」に親近感を抱くのは、描こうとしている時間と空間を主人公パルジファルが生きていると感じるからかもしれない。

千住 博:「崖」について - DESIGNSTORIES(2016/10/21)